バナー制作における架空のご提案【Part 2】
実在する帽子屋の架空のSNSの広告バナーとして制作しました。 ※バナー制作では、遷移先の商品一覧ページ(Instagram)が存在することが前提の為、カスタマージャーニー設定は行っておりません。 ※Webマーケティングスクール(職業訓練)で制作したバナーです。
制作範囲
実在する店舗「帽子洋品トラヤ」のInstagramからの流入強化について、状況調査、3C分析、ペルソナ設定、仮説、KPI設定、バナー制作を作成しました。
◆Webサイト:https://www.osakatorayahat.com/
◆Instagram:https://www.instagram.com/toraya.hat/
制作期間
2023/1~2023/1
各種設定・調査:5時間程度、バナーデザイン:2時間程度
使用したデザインツール
Canva(Photoshop2023、画像の書き出しの為)
3C分析
- Customer(市場・顧客):
老若男女問わず幅広い。年齢層や用途によって商品ニーズは異なる。国内のアパレル市場では、2019年まで年々順調に推移していたが、2020年からコロナ禍の影響で市場規模、EC化率が一気に上昇しているため、今後もEC化率の上昇は期待できそうです。最近になってようやく円高の傾向に回復したものの安心できない状況から、海外製品の取り扱いが多い店舗ではニーズの拡大は難しいが、EC化の波に乗ることで本物思考なユーザーは確保できそう。
※参考文献:国内アパレル市場とアパレルEC市場規模の推移 - Competitor(競合):
ECショップの売上ランキングでは、ユニクロ、ベイクルーズ、アダストリアが上位3社を占めており、同商材の帽子もEC販売されている。ただし、対象店のトラヤが抱えるような高級感のある商材や海外製品を扱っている老舗は含まれない為、今後、ECショップの開設を念頭に、まずはネット流入の状況調査も含めてユーザー確保とファン層確率を狙うのはありかもしれません。 - Company(自社):
Instagramでの商品一覧は可能だが、販売目的での運用になっていないので「Instagram ショッピング」を導入してEC販売の開設を目標に加えることが今後の目標になると思います。但し、トラヤは創業129年の老舗でファン層も厚い為、アフターケアや部品交換、修理、お客様との対面でのコミュニケーションにも力を入れている為、そこへの配慮も含め運営をEC化になじませる必要も出てくるかもしれません。
ペルソナ設定
仮説・KPI設定
対象店舗の「帽子洋品トラヤ」は、ペルソナの様に日本の歴史に興味があり、本物を見極めるような視点を持つユーザーには合致する商品を多く取り扱っている為、本物志向をイメージさせるクール印象を演出することで、購買意欲を高められるのではないかという仮説の元、商品一覧のあるInstagram経由でのCVアップをKPIに設定しました。但し、現在、InstagramはEC化されていない為、まずはInstagramのEC化を念頭とした流入数をKPIとし、一定の上昇が確認できたらEC化後のInstagram経由のCVをKPIにすることを提案します。
実行目的とゴール設定
実行目的は、コロナ禍のEC化による売上アップの波に乗り、新たな層の顧客獲得と、InstagramのECショップ経由の売上アップを図ることです。既に、実店鋪でのフォローと、Instagramでのファン層確率は出来ているので、EC化により利便性をアップし、ペルソナのような層や遠方からの新規顧客層の確保がゴールとなります。
将来的には、海外からの流入も含めて事業拡大に望むような展望も期待できると考えました。
制作したバナーデザイン
デザインコンセプト
右の男性写真は、胴体を文字で隠すことにより首から上だけを意識させるようにしています。また、被写体の目が隠れている為、顔よりも帽子に目線を誘導させています。赤をアクセントカラーとしたキャッチコピーからCTAへの目線誘導を強調させました。フォントは、老舗感を出すために敢えて明朝で統一することで、高級感を演出するようデザインしました。
以上です。閲覧いただきましてありがとうございました。